まずは中芯(スジ)を取り除きます
糸わかめはまず始めに、わかめの中芯(スジ)を一本ずつ取り除きます。その際に併せて汚れやごみ、付着物も捨てます。その後、わかめを干す乾燥室へ移動します。
わかめを桟に広げます
次にまた一本ずつ、先程のわかめを木製の桟に広げていきます。その日の葉の厚さや大きさ、気温や湿度を考えながらミリ単位で間隔を調整していきます。わかめ同士はくっつきやすいので、一本ずつ切れないように捌いていく力加減が大切です。一つの技です。
製造時にできる商品
干す際にどうしても出来てしまう部分。こちらも無駄にせず、落葉わかめになります。また、中芯(スジ)も一緒に乾燥室に。こちらは乾茎わかめになります。
数時間乾燥させます
乾燥室に並べたわかめを乾燥させると出来上がりではありません。乾いたばかりの糸わかめは乾きすぎているため、触るとすぐに折れてしまいます。
そこで自然の天日や風にさらし寝かせます。雨の日はこの作業はできないので、いつも天気には気を使います。適度なしなやかさが出たら完成です!
中芯(スジ)取り、乾燥、仕上げまで含めると約2日かかります。今回は乾燥室での作業内容をご紹介させていただきました。